常盤通1丁目道北経済センター1階
TEL 050-8887-2102

 「いちにちじゅうあさごはん」がコンセプトのカフェスナオ。元々は銀座商店街にあったお店なので、知っている人は知っているはず。そのお店が、商工会議所の入る道北経済センタービルに移転オープンした。

 移転してもコンセプトは変わらず、一日中、ほっとするような朝ごはんが食べられる。

 「なるべく近い距離の食材、顔が見える食材を選んで、出来るだけシンプルな料理を提供できたらいいな、と思っています」と話すのはオーナーの谷越亜紀さん(44)。出している料理は全てどこの何を使っているか説明ができるようにしているそうで、この日のごはんは東旭川の坂井さんのゆめぴりか、たまごは比布町のかっぱの健卵、旭川産のズッキーニやキュウリ、愛別町のシメジなど、谷越さんの言葉通り、近くの生産者の顔が見える食材が使用されている。

 今回頂いた「ごはんのあさごはん(七百円・税込)」は、ごはん、お味噌汁、おかず二品、漬物がセットになったメニューで、お味噌汁がとても美味しい。聞けば、使っている味噌は自家製の三年物だそう。「その内、お味噌汁の味噌を選べるようにできたら面白いな、と思っています」と谷越さん。

 こちらへ移転してから新しく出すメニューもある。ドーナツのような円型のおむすび、「えんむすび(しお、おかか、うめなど各百五十円・同)」はテイクアウトも可能だ。

 その他、純喫茶のクリームソーダ(六百五十円・同)も新登場のメニュー。プラス五十円で天然香料のシロップに変更も出来る(メロン・ブルーハワイのみ)。

 その他、期間限定で、全国のお雑煮が食べられる、お雑煮屋さんも不定期開催される。

 野菜が食べたい、おいしいお味噌汁が飲みたい、そんな時はぜひ足を運んでみて。

 営業時間や定休日は九月末までは固定せず営業。詳細はインスタグラムのスケジュールを要確認。(作田穂菜美)

 

ケロコメモ
 銀座商店街にあったカフェスナオ。お気に入りのお店だった。
 閉店したと思ったら、道北経済センタービルの1階にオープン。家の近くなので、さっそく行ってきた。
 ゆっくりくつろげて、身体に優しい料理が味わえるなんて贅沢。行った日にあったのが、お雑煮。それもホヤの! それを作ってる人がすごい。粕谷さんはお雑煮研究家。こんな人がいるんだ! 全国のお雑煮が不定期に登場するらしい。
 またランチを食べて粕谷さんの話を聞きに行こう。

2024年08月27日号掲載