3条6丁目ヨシタケビル1号館1階
TEL 090-8709-9956

 モチモチとサクサク。そのどちらの食感も楽しめるのが、ピッツェリアヨーのピザだ。

 ローマ風の薄い生地は真ん中はモチモチとした食感と食材を、耳の方はサクサク・カリカリの生地の美味しさと、軽い歯応えを楽しめる。

 オープンして七年目になる。「ゆっくり食事をして、お客さん同士でおしゃべりをしたり、僕とおしゃべりしたりして、ゆったり過ごせるお店でありたいと思っています」とオーナーの唐太洋介さん(51)が言う通り、カウンターがメインのくつろげる雰囲気のお店だ。

 お店のオススメはもちろん、ピザ。マルゲリータにジェノベーゼ、キノコとベーコン、クワトロフォルマッジなど、常時十一種類のレギュラーメニューと、本日のピッツァが用意されている。

 一番人気の同店オリジナルピザ、リモーネ(千六百円・税込、ハーフ九百円・同)はレモンを使ったちょっと珍しいピザで、もともとは日替わりの本日のピッツァとして出していた。人気のピザを少しずつレギュラーメニューにして、今のラインナップになったそう。

 今回頂いたのは、こちらも人気メニューだというカプリチョーザ(千七百円・同、ハーフ九百五十円・同)。イタリア語で「気まぐれ」という意味の野菜がたっぷりのったピザで、具材は時期によって少し変わるそう。この日はタマネギ、ピーマン、ズッキーニ、トマトがのっていた。どの具材もチーズやトマトソースとの相性は抜群で、特に熱を加えたトマトの甘いこと!

 唐太さんの実家は農場を営んでいるそうで、どのメニューも新鮮な地場の野菜を使っている。「生地もソースも手づくり。極力、地場のもの、道産のものを使っています。夏場は特に新鮮な野菜を使った料理を出しています。特にトマトが美味しいので、ピザのトマトソースにもフレッシュトマトを使っています。旬の時期には、カウンターにずらっとトマトを並べて、お客さんにトマトを選んでもらってそのままカットして出したり、パスタやピザなどの料理で提供しています」とこだわりを話す。

 また、同店ではピザのテイクアウトも受け付けている。注文はお店へ電話を。

 営業時間は午後六時から午前一時まで。ラストオーダーは三十分前。定休日は日曜日と祝日。(作田穂菜美)

 

ケロコメモ
 ここを通りかかることはほとんどない。友だちがおいしいピザのお店があるというので、行ってみた。
 広い店ではないが、居心地がいい。早速ピザを注文。2種類注文してみんなでわける。予想以上の美味しさ。
 特にトマトがとてもおいしかった。自分の畑で作ったものだという。
 ピザを食べて、トマトを食べて…特別に変わったものではないけれど、妙に美味しい。
 これからトマトの季節。お腹を空かせて行かないと。

2024年07月09日号掲載