緑が丘3ノ3・TEL65-8605
きれいな並木道とレトロな趣の緑が丘三丁目プラザの近くに、昨年十一月、素敵なカフェができました。今日は「カフェ Mjuk(ミューク)」さんにお邪魔しました。
英語読みではないので何語なんだろう…と思ったら、スウェーデン語で「ほっとする、柔らかい、優しい」、そんな意味の言葉とのこと。吹き抜けで明るい店内と静かに流れるジャズが温かな雰囲気です。
メニューには食材の産地や減農薬、有機栽培の言葉が並んでいます。店主の高島光代さんは五十代。野菜好きのお母さんの影響で、栄養学の本を読んだり、食品の講演会などにも積極的に参加しているそうです。
ランチタイム限定の「おすすめランチ」(千百円)がやってきました。色どり豊かな惣菜がなんと七品。内容は週替わりで、この日は「人参と大根の豚肉巻」や「じゃがいものグラタン風」、「キャベツのみそ炒め」などなど。早速、いただきます――。
シャキシャキとしたニンジンにダイコン、ていねいなダシの味わいが深い味噌汁。優しい味のキャベツに、黒米入りのごはん。どれも、野菜の食感、素材の味をしっかりと引き出して、ていねいに調理していることが分かります。その上、油ものもなく、とってもヘルシー。なんだか安心して完食です。
「調味料は安全なものを、お味噌も手づくりで、油もなるべく使わずに調理しています。お野菜は、今は冬場ですので葉物などは買っていますが、根菜など保存がきくものは自宅で植えている野菜です。これから春が楽しみですね」と高島さん。
店内にはアーティストの作品や高島さんの描いた絵も飾られています。今後は展示会や演奏会も開きたいとのこと。「大げさかもしれませんが、見て聞いて食べて、お客さんにも自分にも、五感にふれるお店にしたいなあと思います」。ゆったりとした時間、心にも体にも優しい料理、店名通り「ほっとする」お店なのでした――。
定休日は日曜と不定日。営業時間は午前十一時から午後六時(月曜は午後二時)。ランチは午前十一時半から午後二時まで。(取材・太野垣陽介記者)
ケロコのひとことメモ
パーティーで着るドレスを直さずに着るために、ダイエットに励んでいる私。少しでも体に良いものを…と探していたら、ありました。
ミュークはすごいです。お米からお茶まで、ここまでこだわるのか、というぐらい厳選された素材。それだけでなく、調理法もとても気をつかって工夫しています。油を使っていなかったり、無水鍋で調理したり、まさしく家族の健康を維持する主婦のお手本という感じ。
そして大事なのは、とても優しい味で、おいしいということ。雰囲気もいいし、ぜひ行ってみて下さい。