1ノ8 フィール地下一階 ℡56―0784

 一条買物公園にあるフィール旭川の地下一階「根室海鮮市場」にお邪魔しました。九月のリニューアルで新登場した魚屋さんです。

 今秋、フルリニューアルし、野菜や鮮魚、肉の他にスイーツや食料雑貨などの店舗が連なるフードサークル「コピア」がオープンしました。

 同店はフィール旭川が直営する鮮魚店で、根室港に水揚げされた魚介が直に入荷します。

 チーフの石川光栄さん(39)は「旭川の市場ルートとは違う魚介も入荷しますし、価格の上でもお得感を感じてもらえるよう頑張っています。まずは多くの人たちにフィールの地下に足を運んでいただきたい」と意気込みを話します。

 今の時期は秋鮭がずらりと並べられます。対面販売の醍醐味、もちろんその場で切り身にしてくれます。「切り身にしてからギフトとして発送するお客さんも多いんですよ」と店頭のスタッフ。「いらっしゃーい」と威勢のよい声がコピアに響き渡ります。

 旭川ではあまり馴染みのない「カレイのほほ」(百㌘約二百円)は根室ならではの一品。弾力豊かな味わいで煮付けや味噌煮、塩焼きで食べると美味しいそうです。

 隣接する同店直営の寿司店では、おまかせ寿司十貫で並が八百五十円、上が千円、特上が千二百五十円。ネタは全てその日の店頭に並ぶものばかり。

 「皆さんに『フィール地下の魚屋は良いもの置いてるよ』と言われるよう頑張ります」と笑顔の石川さんでした。

(取材・草嶋一介)

ケロコのひとことメモ

 我が家の食卓は、フィールの地下がリニューアルオープンしてから確実に変わりました。珍しい野菜もたびたび登場。そして肉より魚が好きなので、根室海鮮市場には毎日のように通っています。今年はずいぶんサンマを食べたなあ。

 山漬けの鮭は本当においしかった。一匹780円。この鮭のせいでご飯は二膳で足りなく、三膳に…。

 コマイの卵も初めて食べました。パスタにしたらクセになる味。対面だから魚をおろしてくれたり、食べ方を教えてくれたり。魚屋さんらしい魚屋さん。今日は何があるか楽しみです。

2013年12月17日号掲載