川端7条10丁目ウエスタン川端店内 TEL52―8111
ウエスタン川端店内の対面販売の鮮魚店が並ぶ一角に、ウエスタン直営の「魚屋のお惣菜」コーナーがあります。名前の通り、魚料理専門の“おかず屋”さんです。
高齢者や核家族が増え、手間隙が掛かる家庭料理は敬遠されつつあります。特に魚料理は…。そこで、「日本人は魚」をコンセプトに煮魚、焼魚、揚げ魚、生寿司、あらゆる魚料理を冷凍ものを一切使わず、その日に仕入れた鮮魚だけで作る本物志向の惣菜店として二月十五日にオープンしたのがこのお店。しかも、値段は普通の惣菜店と変わりません。
「仕事を持つ主婦や年配層など幅広いお客様に喜ばれています」と西田俊幸店長。
生寿司(八貫六百五十円・十二貫九百五十円など)はネタを一目見ただけでその違いが分かります。まさに寿司屋の握り、しかもネタを厚めに切ってくれているところが嬉しいです。中トロは口の中でふんわりととろけ、プリップリのホタテは肉厚、どれも鮮度が抜群だからこその美味しさです。
普通の惣菜コーナーでは見ることのない品揃えも特徴です。「鮪のかま焼き」(二百五十円)は二十㌢以上あろうかという大きさ。骨の周りに付いた身を箸でつまむとマグロの美味しさが口に広がります。肉厚の身にしっかりと味がしみ込んだ「子持ちがれいの煮物」(二切れ三百五十円)はご飯のおかずにもなるし酒の肴としても最高の一品です。
「どれもこれもお勧めです。スタッフ一同でお待ちしています」と笑顔の西田店長です。
午前九時半(金土日は九時)から、午後九時四十五分まで。
(取材・草嶋一介記者)
ケロコのひとことメモ
ここはとてもいいお店。2月にオープンしたので、まだ知らない人もいるかもしれません。ぜひ、行ってほしいわ。
まず安くてびっくり。焼いたり、煮たりするのが苦手の人にぴったり。生を材料として買うより安いくらい。さすが魚屋さんのお惣菜です。
ブリの煮物はネギと生姜、ダイコンも入っていて親切。タイの頭の煮付けは、ほとんど家ではやらないと思うけど、目玉のまわりはコラーゲンの宝庫、私、全部食べました。生寿司もあるし、きっと食卓に魚が上る機会が増えることでしょう。