旭川市2条通7丁目 TEL73―3368
二条昭和通り沿いに先月オープンした焼肉店「どらもん」にお邪魔しました。
焼肉店といっても店内はカウンター席だけ。オープン当初はイスも無く、立ち食い店だったそうです。オーナーの小池幸範さん(33)は「サッと食べて、サッと帰る。千円でどうぞ! そんな店です」と笑います。
店内に入ると券売機が置かれ、全ての注文は食券です。小池さんが一人で切り盛りするのでこのスタイルだそうです。メニューは塩ホルモン(三百円)、塩ガーリックホルモン(三百八十円)、トントロ(三百八十円)などどれもリーズナブル。肉は全て上川産の豚肉を使用しています。
やはり先ずは王道の「塩ホルモン」を。カウンターと一体化した遠赤外線ハロゲン無煙ロースターは、焦げにくく、煙も出ません。しかも焼き上がりはジューシー。肉の鮮度には細心の注意を払っているとあって、臭みもありません。
「トントロ」は脂がとっても上品で女性に大人気です。ドリンクメニューも豊富でプレミアムモルツ(五百円)、人気のハイボール(三百円・メガ五百円)をはじめ、日本酒や焼酎、カクテルが揃います。
出張中のビジネスマンがフラリとやって来たり、飲んだ帰りのチョイ飲み、なかにはじっくりと腰を落ち着ける人もいるそうですが、知らない人同士が、いつの間にかおしゃべりしている。そういうお店です。
午後六時から午前三時まで。不定休 (取材・草嶋一介)
ケロコのひとことメモ
「あっ、新しいお店だ」と通り過ぎようとして、思わず後戻り。「たちぐいホルモン?」「でも座ってるじゃない」と一人つっこみしながら入ってみました。
入ったらすぐにあるのが社員食堂みたいな食券販売機。人件費が掛からずいいねと言いながら、面白がって買っていると「五千円分買え」と連れの男性。でもホルモン三百円では四人いても五千円は使えない。
ホルモンを焼くのはガスでも炭でもなくハロゲン。いい具合に焼ける。ホルモンもおいしいし、和牛カルビもおいしい。キムチもおいしかった。気軽に立ち寄れるお店。ここなら一人でも大丈夫みたい…。