東神楽町旧3号1番地
Tel83―2490
東神楽町へ向かうメインストリートを一直線。旭川との境を越え、東神楽町を知らせる黄色い大きな看板が左手に見えたら、その横にあるのが、今回お邪魔した喫茶店「東御料館」です。
古い納屋を改装した建物は、ドッカリと存在感があります。一つ目の扉を開けると壁や棚には納屋にあった古い道具が並べられています。二つ目の扉を 開けるとカウンターとテーブル席が。梁はむき出しで、床は改装前そのまま。店内で一際目をひくのが古い古いもみすり機。カウンターの上には立派な欄間が キッチンとの空間を繋ぎます。席に着いてもキョロキョロとなにか面白いものはないかと見回してしまいます。
オーナーは清野修一さん(54)。店は今年の八月一日にオープンしました。清野さんが好きな陶磁器「鍋島焼」のカップ&ソーサーが棚に並べら れ、希望のお客にはこの器にコーヒー(五百円)を入れて出しています。一緒に出てくる米粉クッキーは奥様の由喜子さん(53)の手作り。このクッキーがと ても美味しいのです。
フルーティーで飲みやすい「カンペイちゃん家のとまとジュース」(五百円)、バナナジュース(五百円)、御料茶(漢方茶・四百円)。ケーキは二種類あります。
二階は会合やイベントに使える広い常設ギャラリーになっています。旭川在住の写真家・中村謙さんの美瑛の四季を写した写真が並んでいます。部屋の利用は無料。コーヒー代だけで使えます。
営業時間は午前十時から午後七時まで(六時頃に早じまいする場合あり)。日曜定休。(取材・那須日奈子)
ケロコからひとこと
取材の帰りに通った道に「コーヒー」と書いたのぼりを発見。Uターンしてもらって様子を見に行ってみると…喫茶店のようで、何だか良さそうな予感。
せっかくだから入ってみようと中を覗くと大正解! 注文する前にあちこち見て「これは何の機械だ?」とか騒いでしまうぐらい面白い。
コーヒーカップのコレクションは「鍋島焼き」。ステキな柄のカップが並んでいます。ちょっと不思議な雰囲気です。
メニューはまだ少なく、マスターにお聞きすると、これから進化していくみたいです。この日は「カンペイちゃん家のトマトジュース」を飲んでみました。
ひじり野を通ったら、ぜひ一度寄ってみて下さい。