１条買物公園フィール旭川地下
デパートの地下や、スーパーのフードコートに隠れた名店があったりします。「実はあそこ美味しいんだ」という具合に。今回お邪魔した「麻布 ツルル」もその隠れた名店にぜひとも加えてほしい一店です。
フィール旭川地階にオープンした、新しいお蕎麦屋です。ビニール袋に入った茹で蕎麦ではありません。毎日、手打ちの蕎麦を出しています。それだけでも期待はできますが、だし汁を全部飲み干してしまうほど美味しいのです。
人気は「名物とりそば」（六百八十円）。ジワッと脂が浮いただし汁。大きな鶏肉が二切れ。ゆで卵に、ホウレンソウ。湯気と一緒に立ちのぼる魚ダシの良い香り。秘密は豪快に盛られた、魚粉。
こんなに山盛りの魚の粉末をスープに溶いたり、蕎麦に絡めて食べてみたり。あぁ食べたことのない旨味のある蕎麦。
一口飲むと止まらない美味しいだし汁は、魚と鶏のダブルだし。ギラッと浮かぶ脂が食欲をそそります。
その他にも、知床豚を使った「ぶた丼」（小・五百八十円、普・六百八十円、大・八百八十円）がおススメ。特製のヤキトリに使用するオリジナルのタレが絡まった豚肉は、一度食べると忘れられないですよ。
定番の蕎麦も充実です。もり（五百八十円）、ざる（六百三十円）、カレー南蛮（七百三十円）、などが十種類。季節で味わえるピリ辛の冷やし中華そば（七百三十円）もぜひご賞味を。
地下にこんなに美味しい蕎麦屋があったとは。ぜひ足を運んでみてください。
フィール地下はリニューアル工事中のため、九月十六日からの営業になります。
（取材・那須日奈子）
ケロコからひとこと
フィール旭川もオープンして２カ月が経ちました。次は９月のグランドオープンを楽しみに待っていますが、地下に美味しい蕎麦屋があると聞き早速行って来ました。
買物はするけれど、地下で食べるということはあまりしたことがありません。
ここのお蕎麦は絶品です。暑い日に行ったのですが、ぶた丼にするかざるそばにするか迷い――、ざるそばを注文。失礼！そんなに期待はしていなかったのですが、出てきたお蕎麦は見るだけでも美味しさが伝わってくるよう。
食べてみると、打ち加減、茹で加減が絶妙。つゆがまた良い。最近、甘ったるいつゆに辟易していたのですが、ここのは私好みです。
ぜひ一度行ってみてください。
