旭川手をつなぐ育成会のチャリティビールパーティーがこのほど、北洋ビル(四ノ九)八階で開かれた。

 同会は一九五七年、知的障がい者(児)とその家庭の福祉の増進を目的に「旭川手をつなぐ親の会」として発足。その後、現法人名で活動を継承し、多機能型事業所「ぽぷら事業所」の運営、障がい当事者の自立活動グループ「青年部ひばりサークル」によるボランティア活動のほか、家族・支援者らとともに毎年、「初夏の歌謡・舞踊祭」や「ビールパーティー」を開催している。

 今年のビールパーティーでは、ビンゴゲームや抽選会のほか、初めての試みとして「バリアフリードレスショー」が行われた。障がい当事者やその姉妹など、ドレスをまとった十一人が、会場内に設けられたランウェイを歩いてステージに登壇。最後に、ティアラを頭につけ、華やかにドレスアップした姿を披露した。

 ドレスショーに参加した江良寿美香さん(35)は「初めての経験で緊張したけど、みんなに見てもらえて良かった」と笑顔で語った。(東寛樹)