焼鳥専門ぎんねこ(五ノ七)の「新子焼き真空冷凍パック」(若鳥半身焼き)がこのほど、ジャパン・フード・セレクションの最高賞(金賞のさらに上)であるグランプリを受賞した。

 ジャパン・フード・セレクションは、日本フードアナリスト協会が設立した日本独自の食品・食材の審査認証制度。身近で目にする商品としてはサントリーの「金麦」やロッテの「雪見だいふく」がこれまで受賞している。道内の企業では井原水産(留萌市)のかずのこ入りおつまみチーズ「カズチー」が金賞を受賞しているが、旭川の企業としては今回が初の受賞だ。

 店主の久保竜弥さんは、「真空パックの新子焼きは販売した後、どう食べるかをお客様に委ねてしまうため、ちゃんと美味しく食べてもらえているかどうか、これまで気になっていました。今回評価してもらえたことで、『大丈夫だよ』と言ってもらえた感じがしてうれしいです。この受賞によって、旭川名物の新子焼きが多くの人に認識してもらえる機会になれば」と受賞を喜んだ。

 なお、食文化としての「新子焼き」は、文化庁が認定する「100年フード」に、「未来の100年フード部門」で二〇二一年に認定されている。(岡本成史)