昨年から出張開院を始めた、日本おもちゃ病院協会加盟の「おもちゃ病院旭川」(春光台二ノ三)が今年も開院している。

 同協会は、壊れたおもちゃを原則無料で修理し、新しい生命を与えることに価値を見出しているボランティアグループで、一九九六年に全国組織化した。会員のおもちゃドクターが全国各地でおもちゃ病院活動を展開している。

 同院は、個人の子どもや大人を対象に、部品と消耗品の代金のみ(必要なら送料も)でおもちゃを修理する。たいていのおもちゃは、無料~数百円ほどで元通りになるという。十月までの毎月十六日から月末までのほぼ毎日開院している。昨年の開院期間には、七十個ほどのおもちゃが持ち込まれた。

 帯広市から同院に出張しているおもちゃドクターの高橋章さんは、「これまで持ち込まれたおもちゃのうち、九六%は直してきた実績があります。大人の方が大切にしてきたおもちゃも、三十年前までのものでしたらだいたい直ります。直るかどうか、捨てる前にまずは持ってきてみてください」と呼びかける。

 問い合わせは、高橋さん(TEL 090―8633―2283、メールems@topaz.ocn.ne.jp)まで。不在の時があるので、事前連絡を。(岡本成史)