北海道労働金庫旭川支店(勝田聡支店長)が六月十三日、フードバンク旭川を運営するピーシーズ(井上俊一理事長、市内八ノ八)に食料品を贈った。

 寄贈されたのは、同支店が災害用に備蓄している食料品のうち、一年に一度の入れ替えに伴ない余剰となった、調理済みのご飯百二十五食と、五百㍉㍑ペットボトル入りの水百二十本。

 同金庫が二〇二二年度から、「共生社会の実現」に向けた取り組みとしてスタート。生活困窮世帯の支援などを行うNPOやボランティア団体との連携を深め、福祉金融機関の役割を果たすほか、フードロス削減によるSDGsの目標達成を目的にしている。

 勝田支店長は「フードバンク旭川の趣旨に賛同し、今年度も寄贈しました。食べ物を必要としている家庭のために有効に活用していただけたら」と語った。

 食料品を受け取ったピーシーズの井上理事長は「企業や団体からの寄贈が年々増えてきていて、大変ありがたい。このような寄付の動きが、さらなる周知へとつながっていけば」と話し、寄贈を喜んだ。(東寛樹)