市総合庁舎一階の食堂では十四日から、メニューに使用するコメが切り替わり、JAあさひかわ(古澤祥弘・代表理事組合長)の「YES!cleanななつぼし」が提供されている。

 「YES!clean」は、北海道独自の認証制度。有機物を使った土作りに取り組み、農薬や減化学肥料の使用割合を減らして栽培された作物だけが登録できる。同ななつぼしは、農薬の使用回数が通常栽培の五割以内に抑えられている。

 初日には、古澤組合長やJA職員、今津寛介市長ら十一人が食堂を訪れ、同JAの同ななつぼしを試食。今津市長は「『YES!cleanななつぼし』は、味はもちろん、持続可能な農業を目指して環境への負荷を抑えた方法で栽培されたおコメです。市民の皆さんにもぜひ来ていただき、おいしい旭川米を味わってほしい」と述べた。

 古澤組合長は「市役所の食堂は、多くの市民が訪れる場所。私たちが作ったコメを市民の皆さんに食べてもらえるのが、私たち生産者にとって何よりも嬉しいこと」と語った。(東寛樹)