音楽家の佐々木義生さん(69)が、中高生のジャズオーケストラ「旭川ユース・ジャズオーケストラ(YJO)」の団員の募集を五月末まで行っている。対象は、旭川市を中心とした近隣市町村の中学・高校に在籍する十三歳から十八歳までの生徒で、希望する楽器を一年以上経験していることが条件。

 佐々木さんは一九九五年から二〇一〇年まで、大雪クリスタルホールを舞台として、世界の著名な演奏家を招いて二十年間続けられた「ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)」を主宰。この間、ジュニアジャズオーケストラの指導も十二年間行ってきた。

 このほど設立した、旭川クリエイティブ音楽祭「MUSICアクトin旭川」の代表に就いており、この事業の一環としてジュニアジャズオーケストラを新たに創設する。

 佐々木さんは「中高生のユース世代のポピュラーやジャズに対する理解は、昔とは比較にならないほど進んでいます。学校でのクラブ活動をより充実した活動に結びつけるため、学校や年齢、ジャンルの垣根を越えた課外地域音楽活動として始めるものです」と語っている。

 募集パートは、アルト・テナー・バリトンサックス、トランペット、トロンボーン、ピアノ、コントラバス、ドラム、パーカッション。

 特別顧問には、吹奏楽部の指導で多くの実績がある、旭川明成高校吹奏楽部顧問の佐藤淳さん(63)が就く。

 練習日と場所は、基本月一回(日曜日)午後一時から四時まで旭明成高で、トランペットのエリック宮城らのゲスト講師から、ジャズやポピュラーの基礎奏法と楽器の扱いの指導を受ける。

 参加費は月二千円。保護者同伴の簡単な面接を行い、楽器経験の有無や送迎の確認を行う。

 最初のYJOの発表は、今年十一月以降、日本を代表する演奏家との共演を予定している。

 申し込みは、学校単位でも個人でも可。申し込みと問い合わせは、YJO事務局(TEL・FAX、メール ysasaki3567@gmail.com、佐々木さんの携帯080―5580―3567)へ。(佐久間和久)