文学講座「井上靖『異域の人』を読む」が二十六日(土)午後一時半から、井上靖記念館(春光五ノ七)で行われます。
『異域の人』は、後漢の武人、班超の伝記的物語です。――西域に侵攻した班超は、苦難の末に西域を治め、やがて地域の人々から信頼を集めるまでになった。しかし晩年に凱旋すると、地元の様子はすっかり様変わりし、まるで自分が異国人のように――。班超の孤独な魂の彷徨を追った歴史小説です。
講師は片山晴夫さん(北海道教育大学名誉教授)です。参加無料。定員は五十人。申し込みは同館(TEL51―1188、FAX52―1740)へ。