旭川秋田県人会の総会と新年会が二十一日、旭川グランドホテルで行われ、会員ら四十三人が参加した。

 同会は一九〇七(明治四十年)に発足し、来年創立百十年を迎える。会員は八十人。新年会のほか、観桜会や観楓会も開催し、親交を深めている。

 総会では、二十二年間会長を務めた畠山五郎さん(畠山建設会長)が名誉会長に、幹事長だった明石利夫さん(明石木工製作所会長)が会長に就任した。

 畠山名誉会長は「百十周年を新しい会長の手でと思い、退くことにしました。私は二十二歳の時、秋田から旭川にやってきて、二十九歳で事業を立ち上げました。県人会との関わりは五十数年になります。死ぬまで、終身会員として県人会に恩返しをしていくつもりです」と一線を退いた後も会への貢献を誓っていた。

 新会長の明石さんは「畠山名誉会長からは『会員増強を』と言われています。皆さんの手をお借りして、会員増強と百十年記念事業を遂行して参りたい」と決意を述べた。

 参加者は一時間半にわたり、秋田の酒を酌み交わしながら歓談した。