デザイナーの阿部路子さん(よつば舎主宰)の絵と、あさひかわ新聞の連載「北海道方言考 なまってんだべか」の合作カレンダーが完成した。名付けて「みちことみのるの くいしんぼうカレンダー2016」。

 阿部さんは、売れっ子デザイナーだ。旭川はもちろん、帯広、札幌、名古屋から台湾にまで仕事の場を広げる。あたたかくて、ゆるいタッチの絵なのに、なぜか本物みたいで、不思議になつかしい感じがして、ほわあっとした気分にさせてくれる。

 「なまってんだべか」は、編集長の工藤稔が(K)の署名で書く、創刊以来の長寿コラム。食べ物や失恋の思い出、家族・友人の話を北海道弁を織り込みながらつづる。

 二人の合作カレンダーは昨年に続き二年目だ。表紙は、栓抜きいろいろ。二カ月ごとに、阿部さんが好きな食べ物、料理、お酒の肴の絵と、「なまってんだべか」が一作。

 A4判で、角が丸い形。造形作家の藤井忠行さんのデザインだ。印刷は、あいわプリント。こども冨貴堂(七条買物公園)とソラマチマーケット ラソラ(東神楽町ひじり野・アルティモール内)、あさひかわ新聞(八ノ六)で販売している。千二百円(税別)。