旭川で活動するイラストレーター・三井ヤスシさんの個展「MITSUI+WORLD」が十五日(火)まで、こども冨貴堂(七条買物公園)で開催中です。

 北海道や出身の山梨県の風景をはじめ、子どもの貧困や平和など社会問題を題材にした作品約四十点を展示。ポストカードなどの販売も行なっています。

 三井さんは一九七六年(昭和五十一年)、山梨県生まれ。東野圭吾や江國香織らの本の挿絵、装画を手掛けているほか、奥さんの中野葉子さんと共に「ミツイパブリッシング」を立ち上げ、TPPや薬物依存、原発など社会問題をテーマにした著書も出版しています。

 「今年は手描き、デジタルなど手法は問わず精力的にイラストを描いてきました。四年前に旭川に移住し発見した風景や、故郷山梨の景色など地域の絵も多く描きました。より身近に感じていただければ」と三井さん。展示が始まってからも早起きをして絵を描き、会場に並べているので、順次作品は増えていくそうです。

 入場無料。午前十時から午後六時まで。問い合わせは同店(TEL25―3169)へ。