旭川緑化造園共同組合(奥野泰隆理事長、二十一社加盟)が主催するガーデニングフェアが三月二十八日と二十九日、ポリテクセンター旭川(永山八ノ二十)で開かれた。

 今年で十七回目。同組合は仕事が少ない冬季間に、若手職人を対象にせん定や日本庭園の造園実習などの講習会を企画して技術力向上を図っている。今年も一月から講習会を行い、造園実習の課題として二十代から五十代の約五十人の受講者全員で造りあげた庭園をお披露目するのがこのフェアだ。

 講師の荒木義晴さん(43、庭の佐上)は「今年は受講者多く、二チームに別れて作品を造り上げました。私が担当したチームはフレンチカントリーをテーマに女性目線を意識した作品です。受講者には本職では無い作業にもチャレンジしてもらいましたが、この経験と知識を普段の仕事にも応用して役立ててもらいたいです」と話していた。

 熱心に質問をするガーデニングファンと、それに丁寧に答える職人の姿が、間もなく訪れる春本番を感じさせた。