原発裁判の先頭に立つ弁護士が二年の歳月をかけて制作した映画「日本と原発」の上映会が三月七日(土)、サン・アザレア(六ノ四、勤労者福祉会館向かい)で行われます。市民グループ、チーム「今だから」の主催。
「この映画は、みなさんと一緒に闘うためのツールとして作ったんです」――。そう語るのは、監督を務めた河合裕之弁護士です。
河合弁護士、盟友の海渡雄一弁護士、訴訟を共に闘う木村結さんの三人が、たくさんの関係者、有識者にインタビューし、現地での取材や報道資料などをもとに、原発事故を引き起こした背景や日本のエネルギー政策のウソと真実を追求し、原発事故に巻き込まれた人々の苦しみに寄り添おうとするドキュメンタリーです。
登場するのは、小出裕章(京大原子炉実験所助教)、古賀茂明(元経産省職員)、青木秀樹(弁護士)、田中三彦(元原子炉設計技師・元国会事故調委員)、飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)ら、それぞれの立場、視点で原発と正面から向き合っている人たち。
河合弁護士は、「裁判はたった一人でも正義をかけて闘える民主主義社会の安全弁みたいなものだ。だから、、僕は一人でも闘う。でも、それだけじゃ、みんなに伝わらない。一人でも多くの人に真実を伝えるには、やはり、映画しかない」とも語っています。
上映時間は二時間十五分。①午前十時、②午後二時、③午後七時の三回上映。前売りチケットは、一般・千円(当日千二百円)、大学生・しょうがい者五百円。高校生以下は無料。一回目だけ託児があります(要予約)。
問い合わせは、こども冨貴堂(七条通買物公園、TEL25―3169)へ。