アメリカ生まれの詩人、エッセイストのアーサービナードさんの講演会が二十六日(金)午後七時から、ときわ市民ホール(五ノ四)四階多目的ホールで行われます。市民グループ、チーム今だからの主催。
アーサーさんは二〇一二年から、小熊秀雄賞の選考委員を務めています。来日して初めて英訳したのが、小熊の童話作品「焼かれた魚」だったというアーサーさんは、小熊作品の研究者と言ってもいいほどの小熊ファンでもあります。
そんな旭川との縁があるアーサーさんは、反原発、反戦の論者として知られています。アーサーさんは今夏、米軍普天間飛行場の移設先として日本政府が工事を強行しようとしている辺野古で、次のように書きます。
「二〇一四年の終戦記念日をぼくは沖縄県名護市辺野古で過ごした。美しい砂浜は小さな島ととてつもなく豊かな海が眼前に広がる
ところが、終戦記念日の前日から日本政府は辺野古の海を決定的に致命的につぶす埋め立てを始めた。本当の終戦記念日はみんなが立ち上がった時にやってくる」
大好きな日本を謳い上げて来たアメリカ人の詩人が「非常識なニッポン!」を楽しく、鋭く語ります。彼の言語能力に接するだけでも価値ありです。
前売りチケットは八百円(当日千円)、大学生五百円。障がい者と高校生以下は無料。こども冨貴堂(七条買物公園・TEL25―3169)、きっちんらいる(鷹栖町十六線八号・TEL87―5046)のほか、あさひかわ新聞(八ノ六・TEL27―1577)でも扱っています。