市は十月一日から新事業「子育て支援ナビゲーター」を開始する。
就学前の児童を持つ保護者に対し、二人の専門相談員が保育園・幼稚園・一時預かりなどに関する情報を提供するというサービス。相談員のうち一人は市役所第二庁舎の五階に常勤し、窓口で相談に応じる。もう一人は市内の子育て支援センターや子育てサロンなどを巡回して、利用者や主宰者に入園や利用についての情報を提供する。
市はこの事業のために臨時職員と嘱託職員を一人ずつ採用した。今年度は人事課の予算から人件費を捻出したが、来年度は主管する子育て支援部の事業として予算付けする方向だ。
このサービスは、安倍首相が四月に発表した「待機児童解消加速化プラン」を受けた動きだ。同プランでは平成二十九年度までに保育所の待機児童ゼロを目指すとしており、平成二十六年度末までを緊急集中取組期間としている。先行事例である横浜市の「保育コンシェルジュ」を参考にした。
常勤相談員による窓口での相談は十月一日(火)から始まり、毎週火~金曜日の午前九時十五分~午後五時十五分まで行う。
また巡回相談員による当面のスケジュール(予定)は、▽三日(午前十時~十一時)=ちゅうりっぷ(北門町八)▽七日(同~十一時半)=ほっとほたる(永山町五 ほたる保育園)▽八日(午前十一時~正午)=ぱれっと(神楽三ノ六)▽九日(午前十時~十一時)=おひさま(春光二ノ八 鉄道弘済会旭川保育所)となっている。
問い合わせは市子育て支援部こども育成課(℡25―9845)へ。