「声のブッポーソー」と呼ばれるコノハズクの鳴き声を聞く集いが二十九日夜、比布町との境界にある突哨山の森で開かれた=写真。
突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)などの主催。七人が参加し、夜の森の散策路を歩いて稜線に向かった。
コノハズクは日本で見られるフクロウの仲間では最も小さく、全長が二十㌢ほど。初夏のこの時期に東南アジアから渡って来るとされる。
残念ながら、この夜は鳴き声を聞くことはできなかった。「例年鳴き声が聞ける神居の森でも、今年は鳴いていないようだ」と出羽代表。代わりに、コウモリの鳴き声と飛び回る姿を観察して集いを終えた。