ロワジールホテル旭川(七ノ六)一階のパティスリーリラが黒米を使った「黒米バケット」(三百円)と西神楽産小麦キタノカオリを使った「キタノカオリバケット」(二百四十円)を新発売しました。

 黒米バケットは、二十年以上黒米の加工品作りに取り組んでいる市内の上森米穀店が主催する試作料理会で同ホテルの平野由光総料理長が出品し大変好評だった商品です。バケット本来の外側がパリッとした硬さを残しつつ、中は米粉のモチッとした食感が新しい歯ごたえを感じさせるバケットです。

 キタノカオリはパンや麺類に合うよう改良を重ねた新種の小麦で、市内近郊と北空知管内でしか栽培されていません。黄色みが強く甘みが際立つバケットです。

 地産地消をコンセプトに掲げる同ホテルは、和寒の越冬キャベツや市内斉藤牧場の牛乳など地場や近郊産の農作物を積極的に料理やケーキ、パンに取り入れています。「市内のベーカリーやレストランで黒米や新種の小麦に興味を持ってもらえれば地域全体が活性化出来ます」と大西一彰部長は話します。

 営業は午前八時から午後八時半まで。バケットの焼きあがりは午前十一時頃とのこと。問い合わせは(TEL25―8811)まで。