旭川フィルハーモニー管弦楽団(中根幸雄団長)の第三十五回定期演奏会が五月六日(日)午後三時から、旭川市民文化会館大ホールで行われます。

 同団は一九七六年(昭和五十一年)にアマチュア演奏家が集まり旭川室内楽愛好会として発足しました。その翌年に旭川室内合奏団と改称し第一回の定期演奏会を開催。八二年(同五十七年)の第六回定期演奏会から現在の団名で活動しています。

 当日は、リストの交響曲「前奏曲」、フォーレのペアレスとメリザンド組曲、さらにチャイコフスキーの遺作、交響曲第六番「悲愴」を演奏します。タクトを振るのは常任指揮者の土門裕之さんです。七十人の団員が出演します。

 同団の広報部長、阿部英昭さんは「今回、チャイコフスキーの『悲愴』を演奏する背景には、やはり昨年の震災があります。悲しさを表す曲ですが、同時に人間の強さを表す曲でもある、そうしたことを表現すべく、頑張って演奏したいと思っています」と話しています。

 入場料は一般千円、高校生以下五百円(全席自由)。チケットはヤマハミュージック北海道旭川店、市民文化会館売店、大雪クリスタルホール売店で取り扱っています。

 問い合わせは浅川さん(080―5590―4217)へ。