東海大学旭川キャンパスが来春で学生の募集を停止する事態を受け、旭川に公立の「ものづくり大学」を設立しようと活動している市民の会(長原實会長)が十七日から三日間、「食べマルシェ」会場で、署名活動をおこなった。
市内の企業経営者らの呼び掛けで八月に発足した市民の会は、「旭川を含む道北地域に、『ものづくり』を建学の精神に据えた公立大学の設置」を求めて活動をスタートしている。
街頭署名には、会員約四十人が参加。「食べマルシェ」の常磐公園会場入り口に立ち、来場者に署名を呼びかけた。
親子連れや若者のグループらが次々に署名に応じ、三日間で四千三百二十四筆の署名が集まった。
長原会長は、「雨が降る中で、たくさんの方が署名してくれた。予想以上に市民の関心が高いと感じた。これからも広く市民に呼びかけ、旭川の将来のために公立のものづくり大学の設立を実現したい」と話した。
「市民の会」は、会の運営をサポートする会員を募っている。法人会員は、年会費一口五千円。個人会員は、同五百円。問い合わせは、中小企業家同友会旭川支部内の事務局(℡38―6663)まで。