旭川大学で十九日、一~三年生を対象にした「合同企業研究会」が開かれた=写真。
来春卒業の四年生の就職率が十月一日現在、五七%と過去最低を記録するなど、学生の就職戦線は厳しい状況にある。そのような中、一~三年生を対象に同大学が道北地方の道教育大旭川校や拓殖短期大学、旭川大学ビジネス専門学校など、四校に参加を呼び掛けて開催した。
就職委員長の江口尚文教授は「地元の大学を卒業した優秀な学生が本州に職を求めて離れて行くのは地元にとって大きな損失。地元にも独自性のある優良企業が少なくないことを学生が知らない側面もある。学生と企業とのミスマッチを防ぐ目的もあって開催した」と話す。
この研究会は十月に続き二回目。三十社を超える企業と約百人の学生が参加した。同大学では来年以降も開催を予定している。