日本で唯一の、現存する俳句作家の文学館、西川徹郎文學館(七ノ八緑道)が三十一日午後六時半から、「文學館3F屋上テラス 花火の夕べのビールパーティ」を開催します。同館の主催。
当日は午後七時四十五分から、旭橋河畔で道新花火大会が行われます。文學館屋上のテラスからその花火を眺め、冷たいビールで喉を潤しながら、俳句の詩人・西川徹郎さんと文学について語ろうというパーティーです。
当日は西川さんによる講演があります。西川さんが目指す「世界文学としての俳句」。それは如何なるものなのか。季語をテーマとせず、人間はなぜ生きねばならないのか、人間とは何なのかを表現する「実存俳句」とは、どのような文学なのか。松尾芭蕉の句も引き合いに出しながら、わかりやすく話します。「当日はビールのほろ酔いを楽しみながら、軽い気持ちで耳を傾けて下さい」と西川さん。
また、同館館長の斎藤冬海(ふゆみ)さんによる西川作品の朗読・解説も予定されています。
大人二千円、中高生は千円(大人の同伴が必要)。雨天時は屋内で開催します。だれでも参加できます。申し込みは二十五日までに西川徹郎文學館(TEL25―8700)へ。