img航空会社の機内食をテーマにした研究に取り組んでいる旭川商業高校の商業研究部(部員数十三人)が八日、あさひかわフードテラス(五条買物公園)内のレストラン「ロンデリィ」で機内食メニューの試食会を開いた。

メニューは、焼きおにぎり、プルコギ風ジンギスカン丼、シーフードあんかけなどの五品。旭川空港初の国際線定期便、アシアナ航空機内での提供を想定して、同部員が考案、ロンデリィのスタッフが調理した。

ジンギスカンや鮭など北海道らしい地元食材を使用したほか、韓国の人たちの味の好みを考え、コチュジャンで辛味を調整できるように工夫した。

韓国から旭川大学に留学中の女性、キム・テヒさん(21)は、「おにぎりが美味しかった。韓国人向けに工夫したのが伝わる味」と評価した。他のある参加者は「サケは北海道らしさを出そうと大きく切っているのは分かるが、機内食としては若干食べづらいと思う。またジンギスカンの入ったおにぎりは崩れやすく、塩気も少し弱いのでは」と改善点をあげていた。

同部では、メニューが実際の機内食として採用されるのを目指して、今後も研究を続けるとしている。