日本に“韓流ブーム”を作るきっかけになった韓国・KBSのドラマ「冬のソナタ」のユン・ソクホ監督(51)を迎えた講演会が十九日、旭川グランドホテルで開かれ、約三百人がドラマの裏話などに聞き入った。
旭川―ソウル間の国際定期便就航を機に、韓国好きの市民で作られた「アシアナ友の会」(和田徳久会長)の主催。来場者の大半は女性で、“冬ソナ人気”健在を印象付けた。
冬ソナ撮影時に使っていた帽子を被って入場したユン監督は、「私は“冬ソナ前”は、日本にほとんど来たことがなかったのに、“冬ソナ後”はもう何十回も来ています」と冬ソナが生活を大きく変えたと話した。冬ソナがこれだけ日本で受けた理由として、人の心の純粋さを取り戻すようなストーリーや、主演の“ヨン様”ことペ・ヨンジュンが男性の魅力を十分に引き出してくれたことなどを挙げた。
また来場者からの質問にも答え、「(ある登場人物の)衣装が派手過ぎないか」という質問に、ユン監督が「私は一度もそう思っていませんでした。韓国ではそう言われたことはなかったですね」と答えると、会場は笑いに包まれるなど、和やかなムードでファンとの交流のひと時を過ごしていた。