【鷹栖】鷹栖小学校(米山三喜男校長)の五年生四十三人が十九日、稲刈りの体験授業を行った。

 校外学習の一つとして、十四線十号の西野耕一郎さん(71)の水田約七百平方メートルを借りて五月に田植えを行い、この日の刈り入れとなった。

画像 子どもたちは交代で鎌を持って田んぼに入り、一時間半ほどかけて刈り取った。急に日当たりが良くなった切り株の間からはカエルやトカゲも出て来て、田んぼの中に、子どもたちの歓声が響いた。中には手際良く二、三株を一度に刈り取り、先生や西野さんを感心させる子も。

 最後に子どもたちの前で西野さんが刈り取った稲をコンバインに入れて脱穀、一時間余りで作業を終えた。照井李彩さん(11)は「家が農家で、手伝ったこともあったので、きょうは楽しく作業が出来ました」と話していた。

 この日収穫した米は、十二月にPTA主催の収穫を祝う集いで、巨大のり巻き作りに使われることになっている。