北都中学校(小島治士校長)で二十日と二十一日、学校祭「北都っ子の集い」が開かれ、合唱、意見発表、作品展示などで日頃の成果を発表した。

 生徒たちは総合学習の時間の中で、よさこい、ダンス、将棋などから好きなコースを選んで学習していて、集いではこれらの発表も行われた。

画像 二十一日に開かれた茶道のコースでは、一年から三年の女子生徒二十七人が、武者小路千家のお点前を披露。お茶券を持って会場に集まった同級生や先生、父母に抹茶とお菓子をふるまった。

 夏休み前から一回二時間の講習を十回受けてこの日に備えたという生徒たちは、ふくさの扱いやお茶の入れ方も堂に入ったもの。客から「結構なお点前です」と言われて笑顔を見せていた。

 茶道の発表は七年目だが、今年は生徒の希望で初めて全員が着物を着たため、会場は華やいだ雰囲気。いつもと違う、淑やかな振る舞いを見せる女子生徒を、ちょっと見直したような表情で見つめる男子生徒も。女子生徒の一人は「作法を覚えるのは結構大変だったけど、今日はなんとかうまく出来ました」と話していた。