前号の小欄、「書かない虚偽報道の罪と、戦争ができる国へまっしぐらか」について、読者から電話やメールをいただいたり、お会いした折に意見をいただいたりした。友人でもある女性の読者から届いたメールのサワリを紹介する。
我が家では、あさひかわ新聞と読売新聞を購読しています。あさひかわ新聞は、いわずと知れた工藤さんとの縁で、読売新聞は勧誘員に勧められて、主人が何となく取り始めて二年ほどになります。主人はどうか分かりませんが、私は憲法擁護(特に九条)・反原発・反安倍政権を明確に打ち出す「編集長の直言」と、全く逆の読売の論調が私の中のバランス感覚を刺激してくれる、そんな気持ちで二紙を読んでいます。
「直言」には、時々ここまで書いて大丈夫なの?と思わされることもあります。右の人に狙われたりしないのかな?と心配したりもします。今週の菅原文太さんの訃報について書いた直言もそうでした。
毎週火曜日、私はまず、あさひかわ新聞を読みます。一面から読み始め、「コロポックル」、最終面の「マダムケロコのおいしい話」を楽しんで、前に戻って田中良太さんの「ニュースを読む」、そして「直言」、それから中の方のページへ。ところが今週は直言を読んでいる途中で、一週間前(二日)の読売新聞を捜すはめになりました。目当ての新聞は古新聞の束の中に見つけました。
菅原文太さんは、私の記憶では一年か二年か、とにかくそれほど前ではない時期に、旭川に来ていると思います。青年大学か、ほかの何かか、とにかく旭川で講演をしているはずです。そのお知らせの記事を、あさひかわ新聞だったでしょうか、読んだ記憶があります。全くのうるおぼえですが、そこに農業のことや原発の話をするとあって、私はやくざ映画の「仁義なき戦い」が鮮明だったものですから、意外な印象を持ちました。だから、覚えているんだと思います。

(工藤 稔)

(全文は本紙または電子版でご覧ください。)

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