手軽で独創的なおつまみを楽しみながら、個性派の飲食店を巡るイベント、「旭川ohピンチョス」が十三日から十六日まで、市内の飲食店で行われた。

 「ピンチョス」とはスペイン語で、小さく切ったパンに少量の料理をのせた軽食のこと。基本的につまようじやピンで食べられるスタイルで、このイベントでは最低一種類は地元産の素材を使うというルールだ。

 年々参加店が増え、五回目の今年は三十七店が参加した。一店当たり七百円で、ピンチョス一皿と飲み物一杯を味わえる。毎年、各店の調理人が、負けじとアイデアと技を競うから料理のレベルは高い。

 十三日午後六時半、二条買物公園のスペイン料理の店・マチバルには、約五十人が集まってオープニングセレモニーが開かれた。

 主催する、たいせつ食の元気隊の伊藤友一隊長が「地元の産物を使い、みんなでまちを盛り上げようというイベントです。大いに楽しみましょう」と挨拶。乾杯の代わりに「oh、ピンチョース」と声を合わせてオープニングを祝った。