ドキュメンタリー映画「スーパーローカルヒーロー」(二〇一四年/日本)の上映会と監督のトークショーが7月7日(火)、市民活動交流センター(宮前一ノ三)で開催されます。若手の自主上映団体「シネマニアあさひかわ」の主催。
舞台は、広島・尾道の駅裏にあるCDショップ「れいこう堂」。運が良い人しか入れないという、風変わりな店だ。店長はヨレヨレのTシャツに穴の開いたスニーカーという格好の「ノブエさん」。いつもお店をほったらかしてオンボロのカブに乗り、どこかへ出かけてしまうオジサンだ。ノブエさんの行く先とは、ある時は音楽イベントの準備、ある時は人助け、またある時は掛け持ちのアルバイト…。ちょっと怪しいオジサンなのに、多くの市民や子どもたち、そしてミュージシャンに愛されているのはなぜか――。
「音楽」と「三・一一後の生き方」をテーマに織り交ぜながら、オジサンの背中と、彼を愛する人々の証言をまとめたドキュメンタリーです。出演は、ノブエさんをはじめ、エゴラッピンや二階堂和美、モアリズムなどミュージシャンたち。取材協力に映画監督の鎌仲ひとみさんや詩人のアーサー・ビナードさんなど、反原発を掲げる著名人たちも名を連ねています。
上映は、午後四時と午後七時の二回。それぞれ上映後に田中トシノリ監督のトークショーがあります。
当日券が千四百円、事前予約または二名以上の来場で千二百円。問い合わせ、予約はメール(cinemaniaasahikawa@gmail.com)まで。
この上映会を主催するシネマニアあさひかわは、「アナタと映画の橋、ワタシ(=橋渡し)」をコンセプトに、広く旭川市民に映画文化を広めようと、二十代、三十代のメンバー五人で、五月に結成した団体です。
代表の舟田一騎さんは、「観たい映画が札幌の映画館に行かないと観られない、という多くの声に応えるため結成しました。出発したばかりで、たくさんの企画を考えていますが、今後年四回ほどのペースで上映会を行ないたいと思います」と話しています。
最新情報などは、(https://www.facebook.com/cinemaniasahikawa)まで。