難病の多発性硬化症に関する医療講演会が九月二十二日(日)午後二時から、ときわ市民ホール(五ノ四)で開かれます。全国多発性硬化症友の会北海道支部旭川地区連絡会(中塚真由美代表)の主催。
多発性硬化症は全国で約一万六千人の患者がいますが、北海道は千百人と割合が高くなっています。現れる症状は人によって様々で、患者や家族は苦労が多い現状にあります。
今回の講演会は、患者と家族が知識・情報を少しでも多く共有し、今後の生活に生かすのが目的です。症状が強いときの身体的・精神的対処方法、再発、注射の副作用、完治の見込みなどについて四人の講師が話す予定です。
当日の講演プログラムは次のとおりです。▽「多発性硬化症に対する再生医療の可能性」(講師=中原仁・慶大医学部助教)▽「多発性硬化症のリハビリについて」(吉田良、山崎聖児・医療法人セレスさっぽろ神経内科クリニック)▽「MS・NMO患者さんの妊娠出産についての基礎と最新情報」(清水優子・東京女子医大病院准教授)▽「医療制度について」(村岡弘江・旭川市保健所保健師)。
問い合わせは北海道難病連旭川支部(℡24―7690)へ。