映画「かぞくのくに」の上映会が二月十六日(土)、旭川市民文化会館小ホールで行われます。旭川映画村(長原隆雄代表)の例会です。

 一九七〇年代に在日朝鮮人の「帰国事業」で北朝鮮に移った兄ソンホ。病気治療のため三カ月間だけ日本への帰国を許されます。二十五年ぶりの家族団らん、十六歳当時の仲間たちとの再会。奇跡的再会を喜ぶ一方、担当医は三カ月では治療が出来ないという。父は滞在延長を申請しようとし、妹リエは違う医者を見つけようと頑張る。そんな矢先、本国から「明日帰国するように」との指令が来た――。

 在日コリアン二世であるヤン・ヨンヒ監督が、今も北朝鮮で暮らす家族を思い、自身の実体験をもとに書き下ろした作品です。

 上映は①午前十一時②午後一時半③四時④六時半。チケットは一般前売り千三百円(当日千六百円、高校生以下前売り千円、当日千三百円)。冨貴堂各店、こども冨貴堂、コーチャンフォー、ジュンク堂のほか、あさひかわ新聞でも取り扱っています。

 問い合わせは旭川映画村の長原さん(090―8896―9331)へ。