ひと様の財布の中身について云々するのは性分に合わないのだが、あんた達、いい加減にしたらいかが、と叫びたくなって、仕方なく書く。

 公費による海外視察の見直しを検討していた道議会の議会改革等検討協議会が、議員の「海外視察」の継続を決めたという。北海道新聞七日付朝刊が、「道議の海外視察継続 改革協決定  議会活動の一環で」の見出しで伝えた。

 記事によると、視察の趣旨を従来の「議員として調査研究」から「道議会の調査派遣」に変更し、議員個人としての視察ではなく、議会活動の一環と位置づけることで、継続を決めたのだそうだ。

 前回の道議選(二〇一一年四月)の前年、改選前に次々に海外視察に出かけた道議たちが「駆け込み」だと批判を浴びた。本欄でも、二〇一〇年九月二十日号と、その翌週号で取り上げ「我が北海道は、全国の自治体の中で最悪の財政状態、夕張の二の舞になる可能性もあるレベルだそうな。そんな『会社』の『役員・監査役』の立場にある道議会の議員の先生たちが、来春の選挙を控えたこの時期に、大挙して海外視察にお出かけになるのはいかがなものか」、と指摘した。

(工藤 稔)

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