十四日夜、雪の美術館(南が丘三)が青くライトアップされた=写真。国連で定めた「世界糖尿病デー」に合わせて、市内で調剤薬局を経営する佐藤秀幸さん(52)が企画した。
大型イベントで使うコンピューター制御の照明を四灯持ち込み、電源車を使って照らした。同じ時間に、東京では東京タワーが、札幌では時計台とテレビ塔がライトアップされていた。
佐藤さんは昨年のこの日にも、サンタプレゼントパークの山の頂上に立つタワーを青色にライトアップしている。佐藤さんの経営する道北調剤薬局(一 ノ二十五)は、糖尿病の専門医に近い場所にあり、同病の患者の利用が多い。そうした背景に加え、世界的にも糖尿病が増えていることから、啓蒙のためにこの 企画を始めたという。
佐藤さんはこの企画を自費で行っている。公表していないが、決して安い金額ではない。「いずれは旭川市医師会が主催するイベントになってほしい。その時が来るまで、ライトアップの手法や費用など、ノウハウを貯めて、すべて引き渡したい」としている。
次回への抱負を訪ねると「JRの新駅舎も照明ばえしそう。表と裏の両方から…。あくまで夢ですよ、夢」と笑顔で話していた。