六十三回目となる1000万人ラジオ体操・みんなの体操祭が八月四日に花咲スポーツ公園陸上競技場(花咲町三)で開かれ、約二千三百人が参加した。かんぽ生命・NHK・NPO法人全国ラジオ体操連盟の共催。

 年に一度、ラジオやテレビを通じ、一千万人が一斉にラジオ体操およびみんなの体操を行うもの。

 イベントの誘致や運営などに関わった旭川市ラジオ体操連盟会長の遠藤盛雄さんは「旭川で行われるのはきっと最初で最後。それくらい大きなイベントです。前日にはラジオ体操優良団体等表彰全国表彰式典も行なわれたので、沖縄など全国から様々な団体が旭川の会場に集まりました。当日は大きなトラブルもなく、十五分間の放送を終えることができました」とイベントを振り返る。

 ラジオ体操第一、第二とあわせて行われたみんなの体操は、二〇〇〇年にユニバーサルデザインを取り入れて作られたもので、誰でも行うことができる。当日の会場では東京から車椅子で来場した参加者もいた。

 大きなイベントが終わり、同連盟では「興味を持った方は近隣でやっているラジオ体操やラジオ体操の指導員講習会への参加もぜひ」と呼びかけている。誰でも参加が可能な指導者講習会、2級認定試験、1級認定試験などが行われる講習会が定期的に行われており、正しいラジオ体操のやり方が学べる。詳細は全国ラジオ体操連盟のホームページ(QRコード)などで確認ができる。(作田穂菜美)