野の花のお花見「カタクリフォーラム」が四日、突哨山で開かれた。突哨山と身近な自然を考える会(出羽寛代表)とカタクリ楽団(堀川真楽長)の共催。

 全山を埋めて咲き誇るカタクリやエゾエンゴサクなどの花を愛でながら、麓の会場でフリーマーケットやワークショップ、演芸会を楽しむイベントだが、コロナ禍のここ三年は、散策路をたどる「野歩き」だけの開催になっている。

 夜半からの雨がタイミングよく上がり、集まった十八人が野歩きに出発。雪解けが早く、花のピークが過ぎているか
と心配したが、低温が続いたことでカタクリもエゾエンゴサクもちょうど見ごろ。ニリンソウやピップイチゲも花をつけ始めていて、参加者を喜ばせた。

 毎年参加しているという西川佳乃さんは、「雨上がりで、花が閉じていたのが少し残念だったけど、花はピークのもたくさんあってきれいでした。里山部の清水さんと、塩田惇先生が一緒で、草や木の話を聞けて勉強になりました」と笑顔で話した。(工藤稔)