画像 木の端材を使ったおもちゃの工作「ガラクトーイ」=写真=の展示が、ボーダレスアートギャラリー・ラポラポラ(七ノ六、シャンノール緑道)で開かれている。

 ガラクトーイの作者は、一九七〇年生まれ、福岡県春日市在住の森貴義さん。大学では絵画を学び、卒業後、実家の工務店を手伝いながら画家を目指す。その傍ら、身近に転がっている木の端材を使っておもちゃを作り始めた。息抜きで楽しみながら作っていたが、五年の間にたくさんの作品が出来上がった。

 地元ギャラリー主催の展覧会に、専門の絵画ではなく、このおもちゃを出展してみたところ、思いがけず大きな反響があった。以来、創作活動の中心的クラフトにしている。

 気負いを感じさせない、素朴でほのぼのとした雰囲気がガラクトーイの魅力だ。今展ではガラクトーイ約百点のほか、森さんの絵画八点も展示している。作品は購入出来る(ガラクトーイは千五十円から)。

 十六日まで。正午~午後六時半。月・火曜休廊。問い合わせはラポラポラ(電話29―3836)へ。