img北海道庁立旭川高等女学校(庁立高女、現旭川西高)の同窓会「桜花会」のファイナル総会が二十八日、ロワジールホテル旭川で開かれた。

庁立高女は一九五〇年(昭和二十五年)、戦後の新学制によって旭川西高となった。しばらくの間、同窓会は西高と共同で開催していたが、女子校と共学校ではその雰囲気も大きく異なることから、一九七九年(昭和五十四年)、高女単独の同窓会である桜花会を設立した。以来、三十年間にわたって高女独自の同窓会活動を行ってきたが、会員の高齢化を背景に、このファイナル総会をもって主な活動に終止符を打つことになった。

当日は約三百五十人が参加。高女卒業生をはじめ、西川市長、菅原功一前市長、坂東徹元市長など来賓、関係者らも出席した。

会では、桜花会会長の桜井多美子さん(写真右)から、同会のあゆみを支えた先輩方に花束が贈られた。祝杯の後、西高吹奏楽部が演奏を披露。続いて桜花会の三十年のあゆみを記録したDVD映写、福引、万歳三唱などが次々に行われた。出席者たちは高女で学んだ青春の日々に思いをはせながら、「散り行く桜」を惜しんだ。