旭川市立大学で二十五日(木)午後一時から、市民公開特別講義として映画「大地の侍」を上映します。同大学と一般財団法人HAL(ハル)財団の主催。旭川信用金庫の共催。
この講座は「北海道開拓の歴史を学び、地域の未来を考える」をテーマに、「地域社会学Ⅰ」授業の一環で、学生と市民が同じテーマで学び合うことを目的に開催されます。
この映画の原作は北海道出身の作家・本庄睦男の『石狩川』。舞台は明治維新後の北海道開拓期の原野。戊辰戦争で敗れた藩士たちが開拓民として生きるべく奮闘する姿を描いています(一九五六年公開、東映、百五分)。ハル財団はこの上映会を全道キャラバンとして展開。百四十回以上、約六千五百人が視聴しています。
同大学保健福祉学部の大野剛志教授は「この映画は現代の私たちに『地域をどう守り、育てるか』という問題を問いかけています。人口減少や農業後継者不足が進む今、食料自給や地域の持続可能性を考える上で、『生きるための挑戦』は大きなヒントになります」と語っています。
参加は無料です。場所は同大短期大学部校舎二階251教室。参加を希望する人は左のQRコードか、TEL 48―3121(あえる講座係、平日午前九時~午後五時)へ。












