４条通８丁目左３号関東ビル３階 TEL 24-5211
「店の名前にパスタって出してるから、パスタで他のお店に負けちゃだめでしょ、って思ってやってます」と話すのは、オーナーシェフの秋山浩章さん（37）。
「美味しいパスタが食べたい」と言われたら、今度からこのお店を紹介しようと思う。それくらい、今回食べたミートソーススパゲッティ（千三百円・税込）はおいしかった。
パスタを提供しながら、秋山さんが「パスタも麺類なんで、提供されたらすぐ食べてもらえるとうれしいですね。パスタって他の麺と比べても、ダントツで伸びるのがはやいんです」と話してくれた。
なるほど、すぐに食べます！ とまず一口。たっぷりかけられたミートソースはコクと、深みがあり、だけど食べやすくてぺろりと食べられてしまう。そして、ソースはもちろんなのだが、秋山さんこだわりの麺がまたおいしい。舌触りと歯応えがよくてなんともなめらか。食べた翌日に、もう一回食べたいな…と思ってしまった。
メニューには「三十三時間以上、手間をかけたミートソースです！」と書かれている。三十三時間？ と驚いて詳細を聞くと、まず一時間半タマネギを炒め、それから八時間から九時間煮込み、一日以上寝かせて作るそうだ。
こんなに手間ひまをかけてミートソースを作る店は他にない、と笑う秋山さんだが、「このミートソースがなかったらうちの店は潰れていたかも、と思う看板メニューですね」と自信をのぞかせる。
秋山さんのパスタのレパートリーは八十種類以上で、お客さんによってこれが一番、というメニューはバラバラ。他の店では食べられない和風カルボナーラ（千二百円・同）、バター風味のタラコとウニ（千四百円・同）、ペペロンチーノ（千円・同）など、どれも人気なのだとか。
パスタの他、ピザなどもあり、こちらは注文が入ってから生地を伸ばして焼く。「生地自体が美味いんですよ。ただ、注文が入ってから焼くんで、提供までに二十分くらいかかるんですけど…」と秋山さん。
ランチタイムには選べるパスタとサラダ、ドリンク、ガーリックトーストがセットのＡセット（千三百円・同）など、三種類のセットが用意されているので、昼も夜もぜひ、一度足を運んでみて欲しい。
営業時間は平日昼が午前十一時半から午後二時半、月～木曜日の夜が午後六時から同十時。金・土曜日は午後六時から午前零時まで。土曜日は夜営業のみ。ラストオーダーは三十分前。日曜日定休。（作田穂菜美）
ケロコメモ
ランチはいつも誰かと食べるというわけではない。今日は何を食べようかと歩いていると、パスタが浮かんできた。りべーるから歩いて行けるところ…そうだ、ノイルオーゴがあった！
本当に久しぶりに行ってきた。カウンターに座り、パスタ、サラダ、ドリンク、ガーリックトーストのＡセットを注文。パスタはタラコとイカ。
おいしい。「食べるのが早いですね」と言われるほどの一気食べ。
お腹いっぱいになったのに、また食べたくなるパスタでした。
