あさひかわ新聞で絵とエッセイを連載する、堀内亜理子さん、かわもりた綾子さん、岩崎彩香さんの三人によるグループ展が、こども冨貴堂(七ノ八)ギャラリーKIDSで開催されている。

 同展は、かわもりたさんの呼びかけで二年前に企画し、長く打ち合わせを重ねて実現したもの。個展としての展示会はこれまでにもあったが、三人の作品が一堂に会するのは、今回が初めてだという。

 今回、岩崎さんの版画作品には、もとになったビニールゴム板が並べて展示されている。かわもりたさんのイラストは、原画のサイズ感や塗りの質感がよくわかるのが見どころ。堀内さんの絵には、本展用に手書きのコメントを新たに書き加えた。

 本が好きな三人は、本についての会話でも盛り上がるそう。そこで、それぞれがお気に入りの本について書いた新聞風の印刷物「(“あ”が三つならんだ文字)さひかわ新聞」を今回の企画のために作った(一部十円)。題の由来は、三人とも名前の頭に「あ」がつくことから。クスっと笑ってしまうその内容は、ぜひ会場で確かめてほしい。

 岩崎さんは「あさひかわ新聞がつないでくれたご縁で、今三人が仲良くできてうれしいです。作品からそんな私たちの楽しげな雰囲気を感じていただけたら」と笑顔で話した。

 三十一日(木)まで。展示時間は、午前十時から午後六時(最終日は午後四時)。問い合わせはこども冨貴堂(TEL 25―3169)へ。(岡本成史)