旭川農業高校(永山町十四)が今年も、髙砂酒造(宮下通十七)や地域の企業・団体などと協力して、日本酒醸造プロジェクトを進めている。

 九月二十五日、同校農業科学科水稲班の生徒十三人とプロジェクト参加企業の十二人に加え、同校肉加工班の七人が応援に駆け付け、同校の水田で稲刈り作業を行った。

 収穫したのは今春に植えられた北海道産酒米「きたしずく」約五十俵分(七百五十㍉㍑瓶約六千本分)。計七十四平方㍍の水田にびっしりと実った黄金色の稲を、手作業とコンバインで収穫した。

 水稲班のリーダー、澁谷くららさん(三年)は「今年は倒れている稲が多く、コンバインでの作業が難しかったです。生産面積は決まっていますが、今後の収量や品質の面が重要なポイント。完成まで一つ一つの作業をしっかりと行っていきたいと思います」と話した。

 同プロジェクトは今後、十二月下旬に酒造り実習、来年二月上旬にラベル貼り作業を行い、二月下旬に発表会を開く予定だ。(工藤森)