人が生きていく上でなくてはならない、魚鳥類やコメ、野菜など全ての命に感謝の気持ちを込めて供養する「魚鳥類供養祭」が八月二十日、常磐公園内の魚鳥記念碑前で行われた。道料理飲食業生活衛生同業組合旭川支部(阿部善明支部長)の主催。

 七十四回目の今年は、市内の飲食店経営者や来賓ら約二十五人が参列。僧侶の読経に続いて、次々に焼香した。

 阿部支部長は「皆様が参加していただけるおかげで毎年、供養祭が続けて来られました。しかし、少しずつ人数が減ってきているので、供養祭のことを周りの方に広げていただき、来年は一人でも多くの方に参加していただけると嬉しいです」と挨拶した。

 閉会後には、「命をつなぐ」という気持ちを込めて、参列者全員でコイの稚魚を公園内の千鳥ヶ池に放流した。(東寛樹)