二〇一一年の東日本大震災・東京電力福島原発事故の影響で、福島県内の避難指示区域外から避難した十家族の証言を記録したドキュメンタリー映画「決断~運命を変えた3・11母子避難~」の上映会が十一日(水)午後一時半から、ときわ市民ホール(五ノ四)で行われます。主催は原発ゼロをめざす旭川連絡会。

 この映画は原発事故で、人生最大の決断を迫られた家族と、子どもたちを被曝から守る母親たちの闘いの記録です。小樽市出身の安孫子亘さんが七年半の歳月をかけ制作し、今年三月十一日に全国公開となりました。二十一日、東川町での上映以降、富良野市、札幌市に次いでの上映になります。

 九十分の上映後、映画の中で証言している、福島県郡山市から東川町に避難してきた鈴木哉美さん(前東川町議)のトークが三時十五分から約六十分あります。

 参加費は資料代として、一般千円、高校生以下五百円。参加を希望する人は直接会場へ。

 鈴木さんは「原発が再稼働されようとしている現在、原発事故があたかも解決したかのような雰囲気がありますが、避難するという大きな決断をしなければならなかった家族の生活は続いてます。まだまだ原発事故は終わっていないことを、映画をご覧いただき、知ってもらいたい」と呼びかけています。

 問い合わせは、同連絡会事務局の道北勤医協本部内・高野さん(TEL 33―1117)へ。